三角亭真四角の「P.S.(Power Spot)I love you.」(長州編)
お待たせしました。いよいよファン待望のP.S. I love you.の連載がスタートしました。その第一弾は、4連休の9月21日(月)敬老の日に訪れた山口県美祢市(旧・秋芳町)にある「別府弁天池」を紹介します。
日本百名水に数えられるほどの清涼たる水がコンコンと湧き出る泉が、エメラルドグリーンの池を創り出しており、近年は映えスポット、隠れたパワースポットとしても注目を浴びています。
その水の透明度は高く、水中にいる魚がはっきり見えて、さらにその影が池底に映り込むのです。
別府弁天池湧水
木立の姿が池の表面に映り、朝日で伸びた影が池底に映るというとても幻想的な景色でした。
厳島神社・別府弁天池の歴史
池のすぐ横には御神木の杉の大木が生えており、その杉の洞(ほこら)に弁財天が祀られています。
その昔、この付近の村々が日照りに見舞われた際に、弁財天を祀ったところ、水が湧き出したというストーリーらしいです。
なるほど、弁財天の石像が安置してあり、そこの裏に蛇口が4つ並んでおりました。
筆者は、迷わず銭洗い弁天よろしく5円玉と金の銭亀、招き猫、福カエルを洗い清めて、愛用の長財布までビシャビシャと濡らしました。
※これで宝くじが当たったら、増刊号/追伸版のP.S.(追伸)P.S.(Power Spot)I love you.で超強運パワースポットとして発表させていただきます。
池の奥のほうには、厳島神社と諏訪神社が建立されており、 参拝できるようになっています。(あまりにも美しすぎるために神社よりも有名になっていますが、実は厳島神社の境内に別府弁天池があるんですね)
ここでは水に感謝するための念仏踊りという祭りが催されるようですが、 説明は看板に譲りましょう。
池から注ぐ川には、ホントにキレイな清流のなかでした育たないという藻類の一種ベニマダラが、川底の石灰岩に付着して生長しているので、レンガ色に染まって見えます。
水から出すとこんな感じです。
川の石垣も水に浸かっている部分は、赤くなっていますね。
※詳しい説明はコチラ
湧き水は飲用可能!持ち帰りもできる!
そして、弁天池の素晴らしいところは、その水の美味しいことです。ここの水で淹れるコーヒーは格別ですよ。そんな水を分けてもらえるのです。
お浄財を入れて、
蛇口をひねって持参したペットボトルやポリタンクに入れて持ち帰ります。
いくらで何リットル持って帰っていいのか、詳しい規定はないようですが、 この日、朝イチで北九州から来ていたオッチャンは、 20Lのポリタンクを20個ぐらい入れていらっしゃいました。
朝、到着した時には、そのオッチャンだけだったのですが、 しばらくすると70台は止められる駐車場が、 クルマやバイクでいっぱいになり、その約7割が他県ナンバーでしたね。 大阪、姫路、岡山、倉敷、福山、広島、北九州、福岡、佐賀、大分など 東は関西、西は九州から新型コロナウイルスをモノともせずに、 たくさんの人が来ていましたよ。
そして、ペットボトルやポリタンクを持って来なかったという人や観光客向けに土産物売り場で売っております。
売店はオレンジ色石州瓦の屋根が目印です。トイレまでも立派な石州瓦葺きでした。
池の隣の敷地には、ニジマス釣り堀があるのですが、まだ早い時間だったので、開いておらず、チャレンジできませんでした。釣ったニジマスを池のほとりの店で焼いたり、刺身にして食べることができるそうです。調理代は1匹300円(?)
おまけ
【帰り道】
帰り道の写真を2枚ほどご紹介します。
1枚目は、山から切り出した石灰岩を精製工場までベルトコンベヤーで運ぶ 天空の回廊です。
最後の写真は、秋芳町(しゅうほうちょう)の名残りのマンホールです。
(平成20年、近隣の美祢市、美東町と合併) 地元の名産品秋芳梨(しゅうほうなし)、 秋吉台(あきよしだい)に自生する竜胆(りんどう)、 そして、別府弁天池の隣にある釣り堀で釣れる 虹鱒(にじます)が象られた細工になっています。
【七福神】
水汲み場の弁財天の他にも隠れキャラ的な七福神たちがいますので、 探してみてくださいね。 (1ヶ所に集まっているので、すぐに見つかると思いますけど。)
【豆知識】
合併で消滅したのは秋芳町(しゅうほう・ちょう)。
石灰岩で有名なカルスト台地は秋吉台(あきよし・だい)。
美味しいのは秋芳梨(しゅうほう・なし)となり、
「秋」に「芳」の並びでは、いずれも「しゅうほう」と読まれます。 ややこしいですね。統一すればいいのに。
別府弁天池の基本情報
所在地 | 〒754-0603 山口県美祢市秋芳町別府水上 |
交通アクセス | 1.JR山陽本線新山口駅から車で60分 2.美祢ICから車で20分 |