歌声喫茶で歌った団塊世代です。あの頃、歌うことがどうしてあんなに楽しかったのかなあ。それに健康そのものでした。歌を歌うときはずっと呼吸をしています。歌って吐き出し、吐き出すと吸いたくなる。深呼吸を繰り返しているようなものだから、血行がよくなります。
「そうだ、歌を健康づくりに役立てよう」と、ヴォイストレーニングを始めました。胸を広げて、息を吸い、ゆっくり長く息を吐きます。吐くときの息を声(音)にして、頬骨のあたりに声を当てるときれいに響きます。眉間や脳天の方に当てたり、喉の方に当てるなど、上から下まで声を当てて響かせる位置を変えると、音の高低ができあがります。体を楽器のように使います。空洞がある楽器、クラリネットとかヴァイオリンをイメージするといい感じですよ。しゃべり言葉でも、響かせることを少し意識してしゃべると、キャンキャンした話し方にならずゆったりたっぷりとした口調になるような、気がしています。(wisdom58)